2012年10月アーカイブ

【参加報告】ASZWM 2012 in Thailand

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今年も「One World One Health in Asia」をメインテーマに開催されたアジア野生動物医学会。2005年にスタートしたこの集会も,今年で8年目となります。
SPDPは2006年のバンコク大会からこの会に参画してきたとともに,サル疾病に関するセッションを企画してきました。そのアレンジに力を尽くした後藤俊二さんが昨年2月に他界し,集会の中でだんだんとSPDPの色合いが薄くなってゆく懸念うずまく中,不退転の決意を持って参加してきましたのでその様子を報告いたします。
[報告 板垣伊織]

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今年の集会はやや特殊な形式で開催されました。まずはこの点について説明いたします。
最初は本大会
2012年10月10〜12日の三日間,バンコクで開かれました。会場はバンコク国際貿易展示センター (BITEC)。The Asia Pacific Veterinary Conference (APVC),A Healthier Future Through Laboratory animal Research (AHFTS),Pet Vet Asia Expo と合わせて四大会共催の,いつになく派手な集会です。
(写真: Wat Arun。バンコクにある「暁の寺院。古刹)

一方,本来のAsian Society of Zoo and Wildlife Medicine (ASZWM) 単独集会はサテライトシンポジウムという形で,10月13日と14日の二日にわたってチェンマイで開かれました。チェンマイはバンコクから700kmほど北にあるタイ王国の古都です。会場はImperial Mai Ping Hotel。本大会とサテライトシンポジウムの両方に参加する人は,バンコクから航空機もしくはバスでの移動となりました。